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今日はお昼の時間にフリーランチのサービスです。留学生が自由に集まれる場所を主催してくれているサークルが企画してくれています。本当に外国人留学生に優しい大学だ(°_°)どんな人がいるんだろう。

 

さて、昨日僕が話した彼女から、僕はいろいろなことを考えさせられました。そのうちの一つが前回の記事にも書いた個性の話。自由を重んじる国はファッションにまで自由さ、個性を持ってくるとのこと。日本のファッションは本当に他人基準ではなく、自分で創った自分基準であるのかどうか。

 

もう一つ僕が衝撃的だった話があります。それは本音と建前。これは良く日本の特徴を聞くときに耳にするテーマです。

 

欧米の彼らは自分のことしか考えていない。だから他人がどうこうなんて考えなくて良いのだ。建前なんて言う必要がない。果たして本当にそうなんでしょうか。

 

つい一週間前の話です。留学先の大学の授業がありました。それは初回のマーケティングの授業です。自分は日本の大学でグローバルマーケティングを専攻しているため、どんな授業かとても気になっていました。

 

僕が教室に着いて席に座っていると、ついに教授の登場です。やべっ。なんだか嫌な予感。面白くない授業をしそうな教授だったからです。その予感はズバリ的中。ひたすらパワーポイントを読みまくる眠りを誘う授業が待っていました。

 

しかも一回目のオリエンテーション・授業概要説明の時間にも関わらず、成績に関係する2人一組のチームを組まされたのです。このチームでの半年間での活動が、成績の良し悪しを少なからず左右するのです。もしかしたら一回目の授業で合わないと感じた生徒が履修を取り消すかもしれないのに。。

 

僕もその生徒のうちの一人でした。カナダまで来て面白い!と感じないような授業は取りたくない。だからこの授業は履修をやめようと思いました。

 

しかしです。そこで日本人の僕は日本人らしい発想をしてしまいます。まてよ。自分が授業を取るのをやめたらさっきチームを組んだ子のチームメイトがいなくなるな。自分はその子にとても迷惑をかけるのではないかと。

 

そんな葛藤が少しはあったのですが、半年をつまらない時間に費やしたくはなかったので、結局授業の履修をやめることに。そのチームメイトにはこう説明しました。

 

ごめん。日本の大学の単位の関係で、この授業を取れなくなってしまったと。

 

これは大きな嘘。建前です。授業が僕にとって面白くないから授業を取ることをやめたっていうのが本音。

 

僕はチームメイトに本音を言わず建前を言って、その場を繕ったのです。

 

この話をカナダに4年住んでいる日本人に話しました。そしたら彼女は驚くべきことを言ったのです。

 

そんなの考えなくて良いんだよ。授業取る取らないは自分の問題だから自分の基準で判断するのが当たり前で、他人がどうこうとかじゃないんだよ。

 

僕はある種のマインドセットを迫られたように思います。日本では他人に迷惑をかけない。嘘も方便とは良く言います。僕にとってはそれが当たり前でした(もちろん迷惑かけまくってるはずですけど笑)。しかし、欧米の当たり前からすると、そんなにいちいち他人のことに気を使っていたら、自分がうまくいかなくなる。まずは自分を優先にするのが当たり前という考え方があるようです。

 

日本にいるからからこのことは知っているつもりでしたが、実際に体験してみるのとしないのでは訳が違います。自分が当事者になるからです。どんな対応が良かったのか、しばらく考えさせられることになりました。

 

たしかにここカナダは北米です。なので、個人主義の自分第一という考えが当たり前なのかもしれません。日本人としてそこに来ている僕も、そのルールに従うのがスタンダードでしょう。でも本当にそれで良いのかどうか。日本人として少なからず考えてしまいます。

 

日本では、いわゆる阿吽の呼吸、空気を読む、気持ちを察するというような特徴があります。最近はこれらの慣習が非常にネガテイブに捕らえられているように感じるのは僕だけでしょうか。

 

日本人は思ったことを言わない。そのくせあとから文句ばかりつける。たしかに、これらの慣習はグローバル時代のビジネスでは圧倒的に不利なのは間違いないと思います。なので、結果として今の日本はアジアの中でも先が明るくない国の一つになってしまっています。

 

しかし、文化という面ではむしろ世界に誇れる素敵な面ではないのかなと僕は思います。他人に気をつかう。恥の文化。相手を立てる素晴らしいことだと感じます。何人かの僕の友達はこれらの慣習にあわず、非常に生きづらい国だと言います。たしかにそれはあるかもしれません。いかに今までのハイコンテクストな文化を時代に合わせていくのか。

 

近頃マイナスイメージの多い日本の慣習・文化の良さをいかに残しつつ、世界に負けないような社会を創っていくか。もっと考えていこうと思います。